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病気の為、生死を彷徨った徳道上人(現八番札所・長谷寺)は、閻魔大王にお会いになり、悩める人々を救うため、三十三の観音霊場を広めるようにと託され、閻魔大王より三十三の寶印を授かり現世へと戻されました。
奈良時代(718年)、上人は三十三ヵ所の観音霊場を設けましたが、その時代では(物資・街道が整っておらず)民衆が観音巡礼を行う条件が揃わなかった為、霊場が繁栄せず、後世に願いを込め、寶印を石棺(現二十四番札所・中山寺)に納めたと伝えられています。
平安時代になりますと、物資、街道が整い、花山法皇(第六十五代天皇)が、この寶印を探し出し、今日の「西国三十三ヶ所巡礼」を構築されたと伝えられています。
奈良時代・徳道上人が発願してから、約1300年、霊場として
「日本最古の西国巡礼」が今日受け継がれています。 |
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2016年から2020年まで5年間にわたり、西国三十三所各札所では、普段は非公開のお堂や諸尊のご開帳、および庭の公開や寺宝の観覧などが行われます。 |
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