真(真の真・真の行・真の草)

この様式は神聖表具、本尊表具といわれもので、仏画や題目、墨跡など仏教に関する書画の表装に用いられる重厚な形式で仏表具・仏仕立てともいわれています。天地が中廻をとり囲んでいるので、これを天地あるいは総縁(そうべり)と呼んでいます。また中廻の内側と外側に必ず筋を入れるとこから「四重縁」「沈め表装」ともいいます。皆様の集印軸はこの様式で表装させて頂いております。

真の真 真の行 真の草
一文字・中廻し・総縁のすべてが本誌を廻って囲みます。軸先は金属です。風帯は一文字の裂地で裏の方が太くなっています。 真の真の一文字のみ廻さないで普通の形にします。風帯は中廻しの裂地。仏表装中最も多く使われている形です。 真の行の一文字のみ取り外したものです。風帯は中廻しの裂地です。
Copyright(C)1999-2004 Eitikai All Rights Reserved.