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塩爺の『讃岐遍路譚』
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 VOL.12〜VOL.17
 VOL.18〜VOL.25
 VOL.26〜

行脚(あんぎゃ)

僧が同じところに滞ることなく、常に諸方に名眼の師を求めて遍歴して仏法を参学すること。

一期一会(いちごいちえ)

茶道においては一生涯にただ一度だけ合うことをいい、1つ1つの瞬間は再び繰り返されることはなく、その時その時を重んずるべきことを説く言葉として用いられます。
一国詣り
四国遍路は長旅になるので費用や時間の都合で、一国、たとえば土佐国の札所だけ詣って帰り、次の機会を待つ順礼です。これは新しい風潮で古くからのものではありません。

山伏や旅僧が衣服・経典・食器など旅中の必需品を入れて背負うための箱型の容器。

笈摺(おいずり)

巡礼などが笈を負うとき、背が摺れるのを防ぐために着る袖なしの羽織状の着衣です。

御詠歌(ごえいか)

西国三十三所・四国八十八箇所などの霊場を巡礼する際に朗唱した巡礼歌の俗称です。中世期末期以降には独特な哀調をおびた曲節が付されて、札所ごとに所定の短歌を朗吟するのが流行していました。

逆打ち(ぎゃくうち)

八十八番札所大窪寺から一番札所霊山寺まで逆めぐりをする事をいう。

四国遍路(しこくへんろ)

四国霊場八十八ヶ所の札所を巡拝する事で、四国ではヘンドと呼ばれていたが、これは辺土(辺路)の順礼という意味である。四国遍路の起源については種々の説があるが、いずれにしろ初期の巡拝者は聖・山伏その他の宗教者であり、庶民が参加するようになったのは今世に入ってからです。

釈迦如来(しゃかにょらい)

釈迦牟尼、釈尊とも呼ばれ、29歳で出家、35歳で聖者となり、80歳で沙羅双樹(さらそうじゅ)の下で涅槃(ねはん)に入った実在の人物です。
釈迦の一生をあらわす像は数多くありますが、悟りを開いた釈迦が、大衆に教えを説く姿”説法像”が最も多く造られています。他に入滅の姿を表す”混槃像”、修行中の姿の”苦行像””誕生仏”などがあります。また文殊菩薩・普賢菩薩を両脇にしたがえた”釈迦三尊像”も多く造られています。

順打ち(じゅんうち)

一番札所霊山寺(徳島県)から八十八番札所大窪寺(香川県)までを巡拝する事をいいます。

巡礼(じゅんれい)

遠隔地にある多くの聖地を巡り歩いて参拝する事をいいます。その参拝者もまた巡礼(順礼)と呼ばれています。

お接待(おせったい)

札所の近辺や遍路道沿いの人々が遍路に金品をあたえてもてなす事です。接待された遍路は返礼に大師名号を唱え納経札を渡すのが作法だが、接待者はこの札を魔除けの呪符として家の入り口や家具などに貼り付けていました。

善根宿(ぜんこんやど)

遍路道付近のものが通りすがりの遍路に宿の接待をすること。親の命日とか愛していた子供の命日などに行うが、それ以外の常の日も行われていました。
最近ではほとんど聞かなくなりました。

同行二人(どうぎょうににん)

四国遍路の菅笠や笈摺の背には必ず同行二人と書かれている。これは四国遍路の開創者である弘法大師と二人連れという意味であります。

如来(にょらい)

仏陀と同じ意味で、悟りを開いた覚者、いわば仏像の根本です。
姿は悟りを得た釈迦をモデルにしていて、肉髻(にっけい)・裸髪(らほつ)・白亳(びゃくごう)などが特徴で、納衣のみをつけている姿が一般的ですが、大日如来は例外です。

七ヵ所遍路

日帰り、または一泊程度で七ヵ所の札所詣りをすることです。

札打ち(ふだうち)

四国八十八ヶ所の札所に詣でること。札所に訪れた遍路は、本尊や大師堂などの前で経を唱えて納経札を納め、持参した納経帳に印を押してもらって参詣を終わる。古くは納経札は木札であり、遍路はこれを本堂や大師堂に打ちつけていた事から札打ちと呼ばれるようになった。

本尊(ほんぞん)

礼拝の対象として崇拝する仏・菩薩・曼荼羅のことをいいます。

本堂(ほんどう)

寺の本尊をまつる堂のことです。言葉としては平安時代中・末期の間に生まれた言葉です。

影堂(みえどう)

祖師・高僧の木像・絵像を安置した堂宇でふつう御影堂と敬称されます。

薬師如来(やくしにょらい)

薬師瑠璃光如来、医王如来とも呼ばれ、東方浄瑠璃世界の教主である。苦悩を取り除き、病いを治す仏様で、左手には薬の入った壷(薬壷)をのせている姿がふつうです。
飛鳥時代に渡来したといわれ、立像・座像があります。また薬師如来の周囲には”十二神将”と呼ばれる武装した十二体の神将がいる場合もあります。「薬師三尊」として右に日光菩薩・左に月光菩薩を従えた形式も有名です。